菊池 大麓  きくち だいろく 1855,1,29 江戸 生 1917,8,20 東京 没
 数学者・科学行政家・理博・男爵
父箕作秋坪の実家の姓を継ぎ、父について英学・蘭学を学び、1866年11歳で渡英、理化学を修め、1968年帰国。1870年大学出仕となる。同年英国へ再留学、ケンブリッジ大数学科卒。在英7年に及ぶ。1877年帰国、東大教授理学部長となる。同年神田幸平、柳楢悦等と共に日本最初の学会である東京数学会社(日本数学物理学会の前身)を設立、機関誌を発刊。1886年「初等幾何学教科書」を著述。1888年理博、翌年東京学士院会員。1890年貴族院議員。学界に重きを置き1887年日本標準時を決定し、1892年濃尾地震後文部省に震災予防調査会を設立。1898年東大総長。1901年文部大臣。1902年男爵。1908〜1912年京大総長。1909年以来学士院院長。晩年の1912年には枢密顧問官となるなど栄誉を極めた。弟箕作佳吉・元八を初め親族に知名学者が多い。 
櫻井錠二との関連
 1877年東大教授理学部長・1889年東京学士院会員・1898年東大総長・1909年学士院院長。1917年理化学研究所初代所長。 家族ぐるみのお付合いがあった。
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